2016年10月21日金曜日

アルバム『The Rest』のこと②

どうもお久しぶりです。オンレイです。
音楽的なことを話すのは久しぶりな気がします。


この度、お世話になっているオーギュメントストアさんからもソロアルバム「The Rest」のネット通販が始まりました。



この機会に是非宜しくお願い致します!

クロスフェードはこちら。

そして、それに合わせて前々回で話していたアルバム説明の続きをしようと思います。




5.雨の彼方(interlude)

まず前提として、アルバムとしてこの位置にインタールード若しくはskitが欲しかった、というのがありました。

タイトルはサンプリング元からですね。
けど結果的には意味合い的にも良い感じに置けたかなと思います。



6.The Rest (Prod. by mosqui)

表題曲ですし、このアルバムの肝と言えます。
アルバム全体の説明をしてくれと言われたらこの曲の歌詞を言うのが適切なんじゃないかと思うくらい。

リード曲というものを作るつもりがなかったのですが、一曲くらいサウンドクラウドにという方針のもと
この曲がリードのような立場になりました。


正直全くリードには似合ってないと思いますw


でも音楽性的には8曲目の「夜明け、カーテン」と共に僕らしいなと自分で思える曲です。
昔はこんな雰囲気の曲しか作ってなかった気がするよ。

苦悩はたくさんあったし、今でも尽きません。
けど、その中で決めた一つの答えを思ってるだけじゃだめだろうなと思いました。

Ovationじゃないけど、マイナスさえも餌にして歌う音楽家なら表現することを逃げちゃだめだなという感じに思えたので、やり終えた今は少し気が楽かな。

そんな感じ。


"君のいない若さなど 
 それは穏やかに余生を送るようなものだよ、と"


7.a Piece of Cake! Ft.Arpeggio (Prod. by mosqui)

アルバム全体の話で言うと、ここまでぜーーんぶ暗いな!って言うのがちょっと気になってた。
暗いっていうか重いなって。

まぁテーマ的にしょうがないんだけど、せめてこの辺で軽く聴けるものを作りたかった。

前からArpeggio aka 一君とは曲を作ってみたくて、この機会に初めてサシで作りました。

ツイッターでも言ったけど、実は初めてコラボしようとした相手は一君なんだよね。
その頃とはお互いに比べ物にならないほど上手くなってからコラボできてよかった。

割と結構評判良いですねこれ。
やっぱ頭悪そうな曲の方がみんな好きなのかな。良い意味でね。


"不可能を可能にして 誰かを愛して
 嫌いな食べ物だって一緒くたにMixして
 「君のかっこいいところを私にも見せて?」 
 何て言われてるようで全てを意識してる



8.夜明け、カーテン (Prod by.BTS)

BTS節の効いたトラックにオンレイ節の歌詞が書けたなと思ってます。
歌詞についてはこのアルバムの中でかなり好きな曲です。
とても上手に書けたと思ってる。

フレーズを繰り返す感じの曲にしたいと思ってはいたけど、その辺も思ったより良い感じな書けたなと。

イメージは、「二階建て一軒家の窓がある一室でベッドの上で病んでる感じ」 です。
なんとなくわかってくれるかなー。

歌詞は、REPHをやったことによって得たものが強いかなと思います。
REPHの時の自分の歌詞が一番好きなので。
これからも出していけたら良いな。


"新しい始まりを告げる 拒むようなカーテン
 これで終わりと決めた 決意も遮るカーテン"


9.alarm (skit)

音楽的にやりたかったこと、というのはこの9〜10でほとんど満たされてしまったのではないかと思います。

その一つはアカペラ。
歌以外のところも声でリズム取る感じがやってみたかった。

もう一つは子供の声。
ただ使うだけじゃなく、どうしたらこのアルバムに沿うように出来るかなっていうのをずっと考えてた。
それもこの後の10曲目にどう上手く繋げられるかという所が一番。


結果的には、本当に上手くできたと思ってます。
この9〜10だけを繰り返しリピートして聴いたりしてました。
えもい。最強にえもい。たぶんこれから先これ以上のものは作れないんじゃないかな。良かった。

君に伝えようと思ってたことってなんなんだろうね。
俺にはわかんないけど。


"起きたら君に伝えようと思ってたことは
 今は内緒だから"



10.Quadrophenia Ft.ill.bell & MAXBET (Prod by. 天竜川ナコン)


初めてこのトラックを聴いた時、絶対にいつかこれで曲を作りたいと思ったものでした。
それも生半可なものにはしたくなかった。

たぶん人生の中で相当大切な曲の一つになったと思います。
この面子で曲が作れたというのがその一端だし、勿論内容もそう。
メロディもそう。構成もそう。


その人の耳に合う、合わないがあるのはわかってるけど、でも絶対に良い音楽だって言いたい。

間違ってるなんて思ったことはないけど、でもこの曲が完成した時「俺の音楽間違ってなかった!」って安心したような気がしました。


嬉しかったです。



そう思わせる最後のピースを埋めてくれたのはMixを引き受けてくれたsugarloaf aka Chick Jr先輩のギターソロでした。
本当に最高。頼んで良かった。


"「どうしたい?」と
 その答えを知りながら僕は聞く
 「次はこうしてみようよ」
 期待に満ちた君を殺して
 このまま逃げて 振り切れたら
 もう会うこともない
 後悔しない 祈ったりしない
 ただ涙堪えて さよなら"


そんな曲で締めです。

もうお気づきかと思いますが、このアルバムは主に自分のためのアルバムです。
聴いてくれる人を楽しませようという思いが、勿論あるけど、正直言うと何よりも自分のために作ったアルバムでした。

客演の皆さんには、俺の人生に付き合ってくれて本当に感謝の気持ちと申し訳なさでいっぱいです。

特に10曲目なんてほんと難しかったんじゃないかと思うけど、最高の仕事をしてくれました。
さすが俺の先輩たちです。


俺に興味のない人がこのアルバムを聴いてどう思うかは分かりませんが、でもこれ、良い音楽だと思いますよ?

だからちょっとだけでも俺に興味持ってみません?勿体無いよ。


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